「中古車屋、中古車販売店を開業しようと思っているけど失敗したくない・・・。」
「車屋を独立開業したいけどどうやったらいいのかわからない・・・。」
「フランチャイズに登録してノウハウを教えてもらうべき・・・？」
読者さんからたびたびこのようなご相談が届きます。
確かに中古車屋を始めるに当たって色々不安な部分はありますし、開業するならば失敗したくはないですよね。
そこでこの記事ではこれから中古車販売を始めようと思っている方や独立開業を目指している方に「車屋開業で失敗しないためのポイント」を解説していきます。
まず最初に中古車屋を開業したけど失敗するというのがどういう状況を指すのか考えていきましょう。
大雑把にわければこんな感じでしょうか。
それでは上記の問題をひとつずつ解説していきます。
車屋を開業したとしても肝心のお客さんがいなければ中古車は売れないですし、利益もでませんので間違いなく失敗します（笑）
なので、中古車屋を独立開業するとしても事前にある程度はお客さん集めや事前準備をするのは必須です。
当然、サラリーマンや別に本業を持った状態で車屋開業の準備をするということになりますので、いわば副業で車屋を始めるようなものです。
ただ、ここの準備期間がしっかり計画的にとってあればあるほど、または副業期間が長ければ長いほど、独立開業したあとも軌道に乗りやすい傾向にあります。
「お客さんを集めたい！」
「中古車を売りたい！」
いくらこのように願っても事前準備をなにもしていなければお客さんも集まりませんし、中古車も売れません。
特に車屋を開業したてのころは信用も信頼も実績もありませんから、まずは知人、親戚などを対象にして地道な活動を行いながら信用、信頼、実績を重ねていくことが重要です。
後述しますが最初から大きいビジネスを展開しようとするよりも地道な活動を心がけたほうが結果につながりやすいですよ。
今までも多くの方の状況をお聞きしてアドバイスをさせていただきましたが中古車屋開業で失敗するケースのほとんどの人が以下のケースに当てはまっています。
中古車販売で開業する為には・・・
・展示場が必要
・数台の在庫車が必要
・駐車場が必要
・店舗が必要
・資金が必要
では、実際に私がサラリーマン時代に車屋開業の準備をしていたときにはどうだったのかというと、展示場も店舗も仕入れ資金も在庫車もありませんでした。
基本的に最初から大きいビジネスを展開しようとするのは失敗する人の考え方です。
確実なところで投資してビジネスを大きくするのと、まだ今後の見通しも立たないうちから投資するのでは意味合いがまったく違います。
これから中古車屋を開業する場合、ほとんどの方が今後の見通しがつかない状況ですから最初のうちはできるだけ経費をかけない営業スタイルを目指すべきです。
例えば、銀行などから融資を受けて展示場や店舗を用意したとしてディーラー系や大手の中古車販売店と同じ営業スタイルで展開出来ないですよね？
広い展示場に数十台～数百台の在庫車を抱え、ピカピカの店舗に工場を併設して整備士を雇ったり出来ないですよね？
そしてこれがもっとも大事な部分なのですが、中途半端な大きさの店舗と中途半端な展示場を用意して中古車が売れるようになると思いますか？
店舗と展示場さえあればお客さんが次々と飛び込んでくるようになると思いますか？
街中にある寂れた車屋の店先に数台の中古車が並んでいるのを見かけたことがあると思いますが毎日お客さんで賑わっているように見えますか？
残念ながら立派な店舗や展示場を持っているディーラーや大手中古車販売店でさえ、ほとんどのお客さんはネット検索で自分の条件に合う中古車を見つけて見に来ているのが現状です。
決して「きれいな店舗だから」「広い展示場だから」「在庫車がたくさんあるから」来店するわけではないんです。
「希望条件に合う中古車があるかどうか？」が重要なんです。
なので中古車屋の開業初期に店舗や展示場や在庫車に不必要な経費をかけすぎて資金繰りが火の車なんて本末転倒です。
一昔前までは車屋を開業するならどこかで修行をして独立開業をするという流れが一般的でした。
ディーラーでもモータースでもショップでも何でもいいのですが中古車売買に携わるような商売をサラリーマンで経験したあとに脱サラする流れですね。
ですが、近年は異業種の方が「車が好きだから」という理由で中古車売買市場に参入してくるケースが増えたように思います。
そういう方が中古車売買のノウハウがまったくわからないと頭を悩ませるケースも多いのですが、いまやインターネットで検索すれば大体のことはわかります。
・古物商申請の方法
・車両仕入れの方法
・中古車売買の基礎知識
などなど、色々なサイトが出回っています。
ただし、情報が正確でなかったりフランチャイズ加盟を促すようなものもありますので情報を見極めることが必要になってきます。
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中古車屋を開業して失敗しないために必要なのはたった２つ。仕入先と販売先だけです。
中古車の仕入先といえば中古車オークションですが中古車屋を開業するに当たって中古車オークション仕入れさえ可能であれば他に必要なものはありません。
展示場や店舗や在庫車などはあったらいいなーというレベルです。
販売先は先程もご説明しましたがお客さんを捕まえるために地道に活動をしていく必要があります。
こればかりは今日明日ですぐに成果が出るものではありませんので地道な営業活動を繰り返してあなたが中古車屋と認知されるようにするしかありません。
そうやってコツコツと活動を続けていくうちにあなたを信頼してくれる人がいれば店舗がなくても車は売れます。
店舗や展示場ってお客さんの信頼を得るためのツールに過ぎません。
綺麗な店舗でおもてなししたり・・・
展示場でピカピカの中古車を前にお話ししたり・・・
全てはお客さんを満足させて信頼感を高めるための演出にすぎません。
逆にお客さんがすでにあなたのことを知っていたり、人づてにあなたの事を聞いて信頼を得ている状態であればきれいな店舗は不要ということです。
もちろん資本金があって当面のやりくりに余裕があるなら店舗を構えて展示場も構えるのもいいでしょう。
でも、今のご時世にそれほど資金に余裕のある状況もなかなかない話だと思いますので・・・。
じゃあ、どうすればいいのか？
それは非常に簡単です。
まずは自宅の一室で開業するのがおすすめです。
そんなので新規のお客さんが来るわけないだろ！
っという人もいますが・・・。
先ほども言ったように店舗があってもお客さんは来ません(笑)
店舗があれば・・・とか、
展示場があれば・・・など。
状況のせいにしてる限り、開業しても失敗は目に見えてます。
それなら今できることを考えるべきです。
まずは最小限のリスクで試す！
それでいけそうなら投資額を増やしていく！
それがもっとも失敗のリスクを少なくしながら開業する方法です。
チャンスとリスクをきちんと見極めながらビジネスを大きくしていきましょう。
私自身、フランチャイズに加盟したことがないので知り合いから聞いた話にはなるのですが、フランチャイズ加盟はオススメできません。
フランチャイズ加盟して、サポートやノウハウを受けれるのはメリットに感じるかもしれませんが、それ以上に加盟金やロイヤリティなどで相当な負担になります。
中古車売買をスタートさせるために不必要な経費をかけるべきではないと私は考えています。
さらにフランチャイズ運営会社のサービス内容に過度な期待をするのもどうかと思っています。
事実、かなり前に某有名中古車輸出フランチャイズで加盟金やロイヤリティは高い割に大したサポートがないと炎上したケースがありました。
加盟金だけ集めてなにもしないというのは許されることではないですが、自分で商売を始めようと決意した時点で個人事業主です。
そのフランチャイズを選んでしまった側にも反省すべき点はあると思っています。
なんにせよ、私がおすすめするのは副業くらい小さいところから徐々にビジネスを大きくしていくスタイルなのでフランチャイズはおすすめしません。
中古車屋で開業に失敗する原因や開業について解説してきました。
ポイントとしては中古車ビジネス参入初期には大きな経費をかけないということです。
最初はコツコツと成功事例を積み重ねて信頼を得ながらお客さんを増やしていくことが最も重要です。
それさえできていれば見栄えを気にして立派な事務所や店舗、展示場などを用意しなくても中古車売買は出来ます。
あなたが中古車売買に興味があるのであれば、初期費用をなるべくかけないようにスタートさせていきましょう。
ちなみに中古車屋で開業に失敗しないためにさらに重要なノウハウは私の無料メルマガで配信していますのでぜひ登録してみてくださいね。
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