パキスタンなどの中古車が輸入規制されている国への輸出は要注意!

目安時間 5分

中古車輸出を行う際に注意しなければいけないのが、

仕向け地の輸入規制。

 

これを十分に理解していないと、

とんでもない損をする可能性もあります。

 

今日は現地輸入規制についてお話しします。

 

中古車が輸入規制されている国への輸出

 

日本には中古車に対する輸入規制はありません。

 

なので、基本的には年式に関係なく、外国から車を

輸入することができます。

 

ただし、日本とは違って、

国によっては年式による輸入規制があります。

 

 

例えば5年規制だったら、5年以上経過した車は

その国に入れることはできません。

 

普通に輸出業務に携わっていれば、

当然のように知っていることです。

 

それに相手のバイヤーも自国に輸入できない車両は

欲しくありませんから、普通はオーダーすらしません。

 

 

ただ、ここで2点注意点があります。

 

 

まず1つ目。

 

実は自国の輸入規制すら知らない現地バイヤーも多いのです。

 

つまりエンドユーザーのような、

プライベートインポーターです。

 

 

中古車輸入を生業にしているのではなく、

自分の中古車を安く仕入れたくて輸入に手を出すバイヤーです。

 

当然ですが、初めて輸入をする人も多く、

自国の輸入規制すら知らないのです。

 

 

このような場合は、相手は基本的になにも知らないので、

こちらで色々と調べてあげる必要があります。

 

時には現地のクリアランスエージェント(通関業者)の都合をつけることまで、

しなくてはいけないこともあります。

 

 

ただ、エンドユーザーとの商談はかなり利益を見込めますので、

ぜひ勉強がてら商談を進めてください。

 

 

エンドユーザーとのやりとりは1度商売をすると、

その後は継続しませんが・・・。

 

 

ただ、この輸入規制はかなりの曲者です。

 

 

実は私も副業時代に痛い目に合っています。

 

仕入れを行った新車を輸出する直前で輸入規制が変わるという

大惨事に見舞われたことがあります。

 

 

船積みの直前に何の前触れもなく輸入規制が変わる。

 

 

これは現地のバイヤーすらも寝耳に水と言った状態でしたので、

どうすることもできませんでした。

 

 

結局、オークションで新車を捌きましたが、

かなりの損失を被りました。

 

 

実際にこのようなケースは珍しくはありませんし、

気を付けようとしても気を付けようがありません。

 

 

なので、出来るだけ多くの前金を要求することが、

唯一の対処法になります。

 

 

当時の私も前金でいくらか要求していましたので、

損失を多少は補填することが出来ました。

 

ただ、もしも前金を要求していなかったらと思うと

ゾッとします。

 

 

もしもあなたが中古車輸出を行う際には、

必ず前金は必須条件で商談を進めてくださいね。

 

 

ちなみに、どこの国が何年の輸出規制がわからない・・・。

 

こうなる場面もあるかと思います。

その場合は、乙仲さんなどから情報をもらうこともできます。

 

 

教える義理はありませんが、それなりに付き合っていけば、

そういった情報も教えてくれますので、うまく活用してください。

 

 

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プロフィール

当時の給料では生活が苦しい事から副業で中古車販売ができないかと模索し続け、副業で中古車販売や中古車輸出を可能にする。

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